リノベーションする場合ローンはどうなる??悩みごとの解決!リフォーム一体型ローンを紹介!

リノベーションする場合ローンはどうなる??悩みごとの解決!リフォーム一体型ローンを紹介!
リノベーション
リノベーションを前提に中古住宅を購入する方の大半は、ローンありきでの検討をされています。
筆者の経験値ですが、高額な住宅を、キャッシュで支払われた方は、数える程しか出会ったことがなく、多くの方は、住宅ローンでマンションや一戸建てを購入されています。
しかし、各銀行の商品となっている住宅ローンは、あくまで「購入をした不動産価格」に対してのローン商品となり、購入後のリノベーションや、リフォームにかかる費用に対しては、住宅ローンを基本的には使うことができません。
※住宅ローンの商品によっては、リフォームやリノベーション費用も適用できる場合もあります。
とは言え、リノベーションにかかる費用も高額となります。
そこで、今回の記事では、リノベーションをする前提で中古住宅を購入する際のローンについて詳しくご紹介していきます。

ローンは2つの方法がある

リノベーションする場合ローンはどうなる??悩みごとの解決!リフォーム一体型ローンを紹介!
中古住宅を購入し、その後リノベーションを行う場合のローンの組み方は、大きく分けて2種類の方法があります。
1つ目は、住宅とリノベーションそれぞれに対しローンを組む方法です。住宅の部分については、「住宅ローン」、リノベーションについては、「リフォームローン」をそれぞれ借りる契約をします。
2つ目は、住宅とリノベーションの費用を合わせた額に対してローンを組むことができる「リフォーム一体型ローン」という商品となります。
では、それぞれの特徴を見ていきましょう。

「住宅ローン」+「リフォームローン」

住宅にかかる費用と、リノベーションにかかる費用を分けて、それぞれにローンを契約する方法です。
仮に3000万円の中古マンションを購入し、部分的なリノベーションを250万円かけて行うものとします。
この場合、3000万円を住宅ローン、250万円をリフォームローンといったように、それぞれのローン契約が必要となります。



「住宅ローン」+「リフォームローン」の特徴
1:必要な時にローン契約ができる
物件購入時は、申し込みと同じタイミングで住宅ローンの事前審査に入り、本申し込みの際に金銭消費契約を銀行と結びます。これが住宅ローン契約の正式名称となります。
このとき、リフォームローンを同時に進める必要はなく、長い目でリノベーションを考えているなら、住宅の契約が全て完了した後に、リノベーションの相談を具体的に進めることもできます。
計画的にスケジュールを決めながら、ご自身のタイミングでリフォームローン契約を締結できるのです。
 
2:リフォームローンは担保の必要がない
住宅ローンは貸付限度額が1000万円以上と高額で設定されている上に、金利も安く、返済期間も長く設定されているため、購入した不動産に対して、銀行が抵当権を設定し、万が一のためにも最低限の回収ができるよう担保を確保しています。
一方で、リフォームローンは、無担保で融資を借りることができます。リフォームローンは、貸付限度額が500万円程度となり、金利も他のローンと比較をすると高く、返済期間も10年〜15年と短期的に設定されています。
毎月の返済価格が高くなることもあり、無担保で貸付けを受けることが可能なのです。



「住宅ローン」+「リフォームローン」の注意点
1:住宅ローンは金利安、リフォームローンは金利高
特徴でも触れていますが、住宅ローンは、ローンの中でも金利の安い商品とされています。一方で、リフォームローンは高金利商品となります。
2つのローンを契約する際に、高金利商品がある場合は、結果的に金利が高額になってしまう可能性があります。
 
2:都度契約が必要なため、手間がかかる
契約を締結するには、必要書類や、対面による契約締結、また必要であれば数回足を運ぶことも場合によっては有り得ます。住宅ローンとリフォームローンを別で組む場合は、それぞれの審査があり、そのための申込書の記入や、契約締結も必要となります。
また、引き落とし日を別日に設定をされてしまうと、管理をするのに混乱する可能性もあるため、スケジュール管理にも気を使うことが多くなります。
 


 

リフォーム一体型ローンを利用する

単純にリフォーム一体型ローンを利用する方は、なぜ一本化するかと考えると、住宅ローン+リフォームローンのデメリットをカバーできるからと言っても良いでしょう。
とは言え、注意点もあるので、特徴を含めてご紹介していきます。



リフォーム一体型ローンの特徴
1:低金利で、返済期間が長い
リフォーム一体型ローンとは、物件購入時に組む住宅ローンにリノベーション費用を合算した総額を住宅ローンで支払うといった仕組みとなります。
先にも触れておりますが、住宅ローンの金利は安く、そして、返済期間も長く設定されているため、別々でローンを組むよりもメリットとなるのです。
 
2:月々の返済を計画的に考えることができる
リフォーム一体型ローンにすることにより、返済日が複数になることを防げるので、不動産に関連するローンは、毎月何日と管理しやすいのも特徴です。



リフォーム一体型ローンの注意点
1:スケジュールがタイト
購入者にとっては得することが多いリフォーム一体型ローンですが、注意点も少なからずあるので、ご紹介していきます。
通常の住宅ローンは、物件申し込み時に事前審査を行い、多くは、重要事項説明の際に金銭消費契約を締結します。
この審査の際に、リノベーションの工事の図面や、工事見積もり書などが必要となるため、金銭消費契約の際には、リノベーションの範囲を概ね決めておかなければいけません。
この期間がかなりのタイトスケジュールになることも多いので、営業担当者や、リノベーション担当者と入念に打ち合わせをしておく必要があります。
 
2:取り扱い金融機関が少ない
リフォーム一体型ローン商品を取り扱っている金融機関が少なく、金融期間をある程度絞られてしまいます。
希望の金融機関があるなら、その金融機関がリフォーム一体型ローンを取り扱っているのか、あらかじめ調べておく必要があります。


 

不動産会社全てがリフォーム一体型ローンを周知しているわけではない

もちろん不動産会社の担当者は、不動産全般においては、一般の方よりも熟知しているものですが、不動産会社によっては、リノベーションは手がけてなく、仲介のみといった業態も多数存在し、その場合、リフォーム一体型ローンに対しての認知不足の可能性もあり得ます。
私共、リノベ不動産|ZOOHOMEは、不動産仲介+リノベーションをワンストップで手がけている不動産のスペシャリスト集団です。
もちろん、お客様の資金計画のご相談もお受けしておりますので、リフォーム一体型ローン、その他お客様にあったローンを金融機関と連携してご提案をさせていただきます。
お近くにお立ち寄りの際は、お気軽にご来店ください。

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