資産価値は変わるのか？リノベ後の中古マンションを売却したい|リノベ不動産

不動産売却 2021.07.22

１９９４年、新築マンションの供給率は、最多となり、全国で１８万戸の供給結果となりましたが、その後、直近の数年では、２０１９年に７万戸、昨年度は６万戸と減少の一途を辿っています。
とは言え、購入希望者の一定数は、真新しい新築マンションを希望する方がいるのも現実です。
仮にマンションを購入し、何年か経過をした後、何らかの理由で売却をすることになった場合、あなたの購入したマンションの資産価値はどう変化をするのでしょうか？
そこで、今回の記事では、マンションの資産価値とリノベーションの関係を紐解いていきます。

マンションの資産価値

資産価値とは、言葉通りの解釈となり、「財産として評価をした場合の価値」のことを表します。不動産では、土地と建物を分けて考えることが多いとされています。
基本的に、マンションでは、「築年数」と「資産価値」は比例しています。新築〜築５年を、「築浅」と表現し、築浅期間の下落はほとんど生じません。
しかし、５年を皮切りに、築１５年までの間に、下落幅が１０％〜２０％まで下がるとされており、その後一旦下落幅が緩やかになりますが、築２５年〜３０年になると、一気に下落が３０％台まで下がる傾向となります。
もちろん、築年数の他にも、立地、専有・共有部分の設備など、物件によって特徴が違うので、全てのマンションが当てはまるとは言い切れませんが、築年数と資産価値の関係は、切っても切れない関係性といったことが分かるはずです。

リノベーションマンションと資産価値の関係性

上記の項目では、築年数とマンションの相対関係を説明しました。では、リノベーションを施した中古マンションを売却する際、資産価値はどう変わるのでしょうか？
実は、築年数に加えて、専有部分の設備等も下落に関係をしてきます。
新築にこだわる方が一定数いるのと同じで、「築古でも部屋の中がきれいなら」と希望する方もいます。また、リノベーションは、ライフスタイルに合った間取りに変更されていたり、水回り等の設備が新しく一新されていることも多いため、需要があるとされています。
ここで、先に結論をお話しすると、リノベーションマンションは、資産価値が下がりにくいという結果に繋がるのです。

リノベーション済みの方が売却しやすい可能性も

ここまでで、リノベーションマンションは、資産価値は下がりにくいと説明をしました。逆を言うと、リノベーションを施していない中古マンションは、築年数と資産価値の比例式に当てはまることになります。
「資産価値の観点から下がりにくい＝売却しやすい可能性が高い」のです。
中古マンションを視野に入れている方は、室内設備や劣化がどの位進んでいるのかを見る傾向があり、さらに、新築マンションと比較をした場合、中古マンション＋リノベーション済みの方が、価格の差も生まれることから、需要が高く、売却する際のマイナス要素をリノベーションがカバーしていると考えられます。

共有部分の管理体制も影響あり

あなたが、いずれ売却するかもしれないことを見込んで、中古マンションを購入するなら、今まで述べた、築年数や立地ももちろん大切ですが、マンション全体の管理状況もチェックすることをおすすめします。
リノベーションのできる箇所は、あくまで専有部分のみとなり、マンションには、個人が勝手に手を加えることができない箇所があります。
それが共有部分。実は共有部分の管理がしっかりと行われているマンションは、経年劣化と共に進む設備も維持管理がきちんとされています。
計画的な管理維持を保っているマンションでは、エレベーター点検、消火栓設備点検、各部屋の排水溝清掃、また、管理人の常駐マンションでは、ゴミ集積場の清潔さ、共有部分の各電球の交換などを、隈なく点検をしています。
さらに、大規模修繕計画や、管理費、修繕積立金計画表など、個人ができない範囲の修繕が計画されているマンションは安心できるでしょう。

不動産売却からリノベーションまでワンストップで

マンションにはそれぞれに特徴があり、プラスの点とマイナスの点も、資産価値や売却のしやすさのターニングポイントになります。
今回リノベーション済みの中古マンションは、資産価値にプラスに働く可能性があると説明しましたが、全ての中古マンションに当てはまるわけではありません。
不動産仲介とリノベーションの知識を兼ね備えた不動産会社に相談をすることで、リノベーション済みのマンションの売却もスムーズに進めることができるのです。
リノベ不動産｜ZOOHOMEでは、不動産仲介からリノベーションまで、ワンストップで行なっている不動産会社となります。
仲介だけを行なっている不動産会社は、リノベーション知識がないこともよくある話です。そういった場合、別のリノベーション会社を新たに探さなくてはならないと手間がかかってくるものです。
どちらの知識も豊富にあるスタッフが対応しているので、お気軽にお問い合わせください。