リノベーションする前の基礎知識!床材の種類を知っておこう!

リノベーションする前の基礎知識!床材の種類を知っておこう!
リノベーション
ある程度の年月が経過している家やマンションでは、新築時の床材が痛んできたり、歩くと軋み音が出てきたり、ワックスメンテナンスを入れられず剥がれてきたりと、年月と共に床も劣化をしてくるものです。
リノベーションは家の一部分を行う方法もあり、実際、床材だけを変えたいというご要望もよくいただいています。
部屋のイメージは、床材や床のデザインを変えることだけでも大きく印象が変わります。
また、現在の床の上から上貼りをするリノベーション方法もあり、多様な方法でご提案をすることが可能です。
それでは、今回の記事では、事前知識として知っておくべき床材の種類やそれぞれの特徴をご紹介しましょう。

床材の種類はこれだけあります!

まずは床材の種類と特徴が知りたいのではないでしょうか。リノベーションを業者に依頼をする前に知識として知っておくと後々負担なく進められるので、ぜひ参考にしてください。

フローリング
広く一般的に世の中に浸透している床材といえば、「フローリング」ではないでしょうか。フローリングとは木材を使っている床材のことを指します。
その中でも2種類の素材で枝分かれしており、天然木を100%使用している「無垢フローリング」と、主たる素材が合板で表面に木目調のシートで化粧をしている「複合フローリング」となります。


クッションフロア
賃貸物件の洋室や、脱衣所などの使用が多いとされる「クッションフロア」は、塩化ビニール素材を使っており、デザインも豊富な上、コストも良心的とされており、広く重宝されています。

フロアタイル
近年DIYブームも合間って、比較的簡単に施工しやすいことから「フロアタイル」を採用されるケースも多くなっています。
塩化ビニール素材を使用しているところはクッションフロアと同じですが、フロアタイルの方が塩化ビニール部分が薄く、より木材のリアル感のある床材となっています。


タイルカーペット
タイルカーペットは正方形上のカーペットを一枚一枚部屋の広さに合わせて敷き詰めていくカーペットです。
床本体に貼り付けることはないので、部分的に施工も可能で、比較的容易に敷くことができます。



和室で使用をしているのが畳となります。い草を原材料としている畳と、最近ではお手入れが比較的楽と言われている和紙畳も多く需要があります。

 

各種部材のメリット・デメリット

【フローリングのメリットデメリット】
単にフローリングと言っても、その中で種類も多数にあります。それでは、無垢フローリングと複合フローリングのメリットデメリットをそれぞれ見ていきましょう。

無垢フローリング
無垢フローリングで使う木材は、スギ、パイン、ひのき、栗、オークの木が主に使われています。それぞれの木によって色味も変わってくるので、使う木によって家の表情が変わってくるのが特徴です。


・無垢フローリングのメリット
無垢フローリングのメリットといえば、木そのものの温もりが感じられ、裸足で歩いても滑らかな肌触りを感じることではないでしょうか。年月と共に味わいの深い色味に変化してくるのも無垢フローリングの醍醐味です。

・無垢フローリングのデメリット
一方でデメリットというと、天然木を使用しているが故に、定期的なお手入れが大切となります。
また、無垢フローリングは水や傷に弱い性質を持つため、膨張や反りによって隙間ができてしまうこともあるので、こまめなお手入れを心がけましょう。


・費用の相場
費用に関しては、他の床材と比較をすると断然コストがかかります。使う木の種類によっても費用差が生じてくるので、詳しい費用の詳細は、リノベ不動産|ZOOHOMEにお気軽にお問い合わせください。

複合フローリング
主に分譲マンションなどに利用されることが多い複合フローリング。集合住宅となると上下階の騒音も気を付けることの一つなので、防音機能に優れている複合フローリングはおすすめです。

複合フローリングのメリット
無垢材と比較をすると施工のしやすさは一つの特徴となります。耐久性や防音性にも優れており、反りや収縮もしづらいので扱いやすい床材です。
また、デザインも豊富に取り揃えられているので、お好みのカラーや、木目の幅なども選ぶことができ、お気に入りの床材に出会えることでしょう。
費用面では、こちらも無垢フローリングと比べると、比較的安価で施工できます。


・複合フローリングのデメリット
物を落としてしまうと傷が残ってしまい、部分的な補修ができないことです。対処法としては、ホームセンターにある補修隠しなどで工夫をしてもらう方法となります。



【クッションフロアのメリットデメリット】
DIYでも使われやすいとされるクッションフロアは、大きなシート状となっているため、部屋の形に型どって敷くことができます。
比較的費用も安価なため、集合住宅や、店舗などで使用をされることが多い床材となります。
メリットは、施工が簡単なこと、塩化ビニールは水を弾く素材のため防水性に優れています。さらに、日々のお手入れも比較的簡単にでき、水拭きで汚れを落とすこともできます。
対してデメリットは、柔らかい素材なので、重い家具を直置きすると跡が残ってしまい戻すことはできないことや、専用の接着剤が年数と共に剥がれてくることもあり、劣化が進みやすいとも言われています。
また、フローリングと比べてしまうと見た目の安っぽさは否めません。



【フロアタイルのメリットデメリット】
クッションフロアと同じ素材のフロアタイルですが、クッションフロアがシートなのに対し、フロアタイルはタイル状の床材です。
木目や肌さわりがクッションフロアと比べると、よりリアル感が増すことや、タイルを貼るという手軽さから、DIYとしても人気の高い床材となります。


・フロアタイルのメリット
フロアタイルの厚さは2.5ミリが一般的であり、その薄さから、カッターで好きな形にカットすることができるので、施工方法が簡単な床材となります。
リアル感もあり、耐久性にも優れていることから、フロアタイルをお求めの方も多くいらっしゃいます。
また、定期的なワックスがけは必要なく、メンテナンスの手軽さも人気のひとつとなります。


・フロアタイルのデメリット
一方でデメリットですが、クッションフロアと比較をするとコストは高くなります。クッションフロアとは違いクッション性は劣るため、防音の観点からはあまりおすすめできません。



【タイルカーペットのメリットデメリット】
タイルカーペットの最大のメリットというと、ホームセンターでも購入できることと、接着をするパターンと接着不要タイプがあり、ライフスタイルによって選択の幅が広いということでしょうか。
特に、小さなお子様やペットと一緒に暮らしている方は、足音や足腰の負担軽減のために、一時的にタイルカーペットを活用されているようです。
一方でデメリットは、カーペットではありますが、絨毯とは異なるので、クッション性は同じ程度とは言えません。
また、いずれ外すことを考慮した場合、接着をせずに敷き詰めるので、歩行頻度によってはズレが生じてくることもあり、直す頻度が多くなるとそれが負担に感じることもあるでしょう。



【畳のメリットデメリット】
洋室から和室へのリノベーションも一定数のお客様が希望とされています。洋室と和室ではそもそも下地が異なるため、和室として一つの空間を作るのであれば、畳の費用だけでなく、下地などの必要経費が上乗せされます。
畳の張り替えや、お部屋のリノベーション全般はリノベ不動産|ZOOHOMEへご相談ください。


・畳のメリット
 い草素材の畳と和紙素材の畳とありますが、い草に比べ、和紙の方が劣化や色褪せしづらいとされています。また、色の配色や半畳畳など種類も豊富に揃えているので、最近流行りのモダン和室を再現できるのも特徴です。
とはいえ、年数と共に色褪せは避けることができないので、ある程度の色褪せが生じてしまうと、表替えや新調を検討する必要があります。


・畳のデメリット
メリット部分で色褪せに触れていますが、日光による日焼けや、経年劣化による色褪せは生じてきます。また、ダニが発生しやすいこともデメリットとしてあげられるでしょう。
定期的なダニよけのメンテナンスなども必要となり、管理に手間がかかります。

何を優先とするのか考えましょう

家のリノベーションには1つ1つの工事のコストが高くなるので、入念な資金計画や準備が大切となります。床材1つでもそれぞれに特徴もあり、どこを抑えて、どこを優先とするのか、ご家族で話し合った上でプロによるアドバイスや提案を聞くようにしましょう。
リノベ不動産|ZOOHOMEでも床材によるご質問を多くいただいています。お問い合わせメールや電話などお客様のご連絡のしやすい方法でお気軽にお問い合わせください。

施工事例